『探偵!ナイトスクープ』AIに喰われかけている娘を救いたい依頼者…デーモン特命局長は「AIはいずれ世界を征服するよ」と断言

探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に、会社員の男性(48)から「娘の人生がAIに喰われる前に助けてください」という依頼が届く。2人の娘さん(中学3年生と中学1年生)が何の迷いもなく、学校の提出物や発表を人工知能で仕上げているため、どんな大人になるのかが心配なのだという。真栄田賢(スリムクラブ)探偵からAIについての所感を求められたデーモン特命局長は、「AIはいずれ世界を征服するよ」と断言…! スタジオが静かにどよめく中でVTRがスタートした。

依頼者と同世代の真栄田探偵は、「AIを駆使し、宿題をわずか15分で終わらせる」「次女が小6のときにAIで作った人権標語が優秀作品に選ばれて表彰された」など、依頼者が語る娘さんのエピソードに驚きっぱなしだ。依頼者は真栄田探偵に「最初の発想を、AIではなくしてほしい」と依頼の目的をあらためて訴えた。

そこで2人は自分たちも人権標語にトライすることに。「人権かあ〜」と考え始める眞栄田探偵の横で、依頼者がナチュラルにスマホを取り出し、「人権標語(とはどういうものか)」を検索している! 依頼者もすでにAIに喰われかけているではないか…!

帰宅した次女に聞き込みを開始。AIを使った人権標語が表彰されたことへの罪悪感の有無を聞かれて「ない」と答える次女。学校でも、宿題にAIを使うことは禁止されていないそうだ。そこで依頼者が、「大好きな彼氏が、AIで作った文章で告白してくるのは嫌じゃない?」と質問すると、次女が「イヤ」と即答! はにかみながら「告白は、自分の言葉で聞きたい」と言う次女に見えた希望の光。その流れで、次女が恋愛に関してはAIではなくお母さんに相談していることを知ってしまい、ショックで天を仰ぐ依頼者だった。

次女が愛用しているAIの会話機能を体験する真栄田探偵。「こんにちは」と話しかけると、「こんにちは〜、今日はどんな感じですか?」と、妙にノリの軽い男の声が応答する。「スリムクラブ真栄田が伸び悩んでいる理由を教えてください」と質問すると、即座に「了解です。スリムクラブ真栄田さんが伸び悩んでいる理由はいくつか考えられるんだけど、たとえばネタの構成やタイミング、相方とのバランスなんかが影響していることが多いかもしれないね」という回答が…! 真栄田が絶句していると、「大丈夫? 気にしないでね」とAIから慰められ、「気にするわ!」と言い返すのが精一杯だった。

人権標語は次女だけでなく、当時の6年生の中から7人が表彰されていた。表彰された7つの標語を見比べて、「うわああああああ〜!」と叫び声を上げる真栄田探偵。なんと、次女が提出した「優しさの 数だけ心に 花が咲く」と全く同じ標語が選ばれている! 理解が追いつかない探偵が、「それは審査員おかしいだろ!」とカメラ越しに訴える。他のいくつかの標語からも、漂う怪しいAI臭。そこで探偵は、「この中で一体何人がAIを使っているのか」という真相を知るために、表彰されたメンバーを招集する。

2名はスケジュールが合わなかったため、5名のメンバーが集まった。その内訳は、AI組が3名で自作組が2名。そこには次女と同じ標語を作ったメンバーもいる! AIを使う理由を「楽だから」「誰に対しても害はないから」と言うAI組に対し、AIを使わない理由を「自分で考えた方が気持ちがこもってると思う」「(自分で考えないと)意味ないから。せっかくやるなら自分の為になるようにしたくないですか?」と言う自作組。

そこで依頼者が5人の若者に、「自分が大人になったときに、どうなってるかを想像してほしい。AIを使い続けていたら、ユーモアがあるとか、魅力がある人間になっているのか」と問いかける。将来「かっこいい人」になりたいという次女は、「もうちょっと自分で考えてみよっかなって」と宣言し、依頼者は「その言葉を聞けただけで嬉しいです」ととびきりの笑顔を見せた。

AIを使わずに人権標語作りに再挑戦すると、五七五の枠に収まらない、それぞれの個性や色が輝く5つの人権標語が出来上がった。次女が自分の頭だけで考えた「世の中は みんな一緒じゃ つまらない」という標語は、依頼者が娘に伝えたかった言葉そのもの。真栄田探偵の見事な仕事ぶりを、特命局長が「これからこういう悩みがたくさん出てくる」「教材になる」と絶賛した。

なお、この依頼VTRは、11月7日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で公開された。

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