築50年の団地が超オシャレな空間に! 3年連続「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」受賞!神戸・明石エリアで話題“団地リノベ”のエキスパートに密着
1960年代から70年代にかけ、全国各地に誕生した「団地」。時代の流れとともに老朽化や空き家の増加が問題となる一方で、“街の資源”として再評価され、再生の動きも出ています。
そんななか、神戸・明石エリアで100件以上の物件を手掛けるのが、“団地リノベーション”のエキスパート、清水大介さん。新築物件が高騰を続ける一方、比較的価格上昇が穏やかである「団地」に注目し、物件価格を抑えながら、自分らしい住まいづくりができる“団地リノベ”を提案しています。そんな清水さんのもとには、次々と依頼が届きます。
清水さん率いる話題の工務店、フロッグハウスは、築40年から50年のマンションや団地をリノベし、驚くほどのビフォーアフターを実現。床や壁が歪み、配管から水漏れが起きているような状態から、ミニマムで超オシャレな空間にフルリノベーション。その実例を見ると感動すら覚える変わりようです。
断熱材が入っておらず、錆や結露ができるといった欠陥を、現代の暮らしに合うよう改善する清水さん。暮らしやすさはもちろん、間取りやデザインなど、施主のあらゆる希望に応えるのが清水さんの信条です。たとえば、施主が大好きな車のビートルをクレーンで吊って、まさかの部屋の中へ。遊び心溢れる空間作りが評価され、3年連続で「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
清水さんは中学卒業後、自分でビジネスを始めたいと、高所工事で足場を組むとび職に就き、19歳で独立。34歳でフロッグハウスを立ち上げました。最初はサッシの取り替えなど、簡単なリフォームを請け負っていましたが、現状回復工事では物足りなくなり、「仕事の幅を広げるうちに、設計担当の笹倉が入って来て、いろいろな提案ができるようになった」と話します。
東京の建築会社で働いていた笹倉さんがフロッグハウスで働くことになったのは、地元の明石に戻り、住居に決めた物件が、清水さんの手がけていた団地だったことがきっかけでした。彼女が加わってからデザインの幅がグンと広がり、リノベーションの可能性も広がりました。使わなくなった納屋を改装したコミュニティスペースは、オーナーもびっくりのオシャレ空間に変身。笹倉さんのデザインセンスがフロッグハウスの新たな武器となったのです。
空き家問題に直面している芦屋市の意向で、市営住宅のリノベに取り組んでいたフロッグハウス。9月下旬、完成した物件の内覧会に出向きます。がらりとその姿を変えた空間は、内覧に来ていた賃貸業者や行政の関係者を驚かせました。
今年、清水さんは団地の一室を購入しました。明石市にある松ヶ丘住宅は幼少期を過ごした思い出の団地です。その一室が、社会問題となっている相続放棄という形で朽ちていくのを放ってはおけませんでした。いったい、どんなリノベーションを施すのでしょうか?
「LIFE~夢のカタチ~」は、11月8日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)







