新聞記者から塩職人への転身!? 関西屈指の夕日の名所 京丹後・夕日ヶ浦で作るまるで絹のような「丹後絹塩」とは?

関西屈指の夕日の名所であり、透明度の高さでも知られる京丹後市の夕日ヶ浦海岸。そんな海の海水から塩を作っているのが塩職人の三味寛弥さんです。実は元新聞記者。三味さんの作る「丹後絹塩」は絹のように柔らかいサラサラの塩で、料理人にも大評判です。

「丹後絹塩」の塩づくりはまさに手仕事の結晶。ポンプを使って汲み上げた海水を、工房にある釜で薪を燃料に炊き上げることおよそ1週間。その間、海水をこまめに撹拌しながらさらに海水を足していき、塩分濃度を高めます。濃縮が進むと、浮いてきた硫酸カルシウムを手作業で丹念に取り除くなど、様々な手間ひまをかけ、ようやく完成します。
吹田市出身の三味さん。新興住宅地で育ったことから、自然への強い憧れを抱いていました。大学卒業後は読売新聞大阪本社に入社し、事件記者として6年勤務した後、フリーランスのライターになった三味さん。大きな転機になったのは、現在の工房で30年にわたり、塩を作り続けていた塩職人、池田龍彦さんの取材でした。
高齢のために塩職人を引退し、事業継承することを決めた池田さんから声をかけられた三味さん。すぐには決断できないものの、とりあえず工房に泊まり込み、池田さんのもとで塩づくりを学びます。そして昨年、京丹後市に移住。
塩づくりを未来に繋ぐため、奮闘する三味さんの日々を追いかけます。
「LIFE~夢のカタチ~」は、11月1日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)






