CEOとしてのEXILE AKIRAは、数字ではなくEXILEが貫いてきた不変の理念を見ている
LDH所属アーティストがグループとして新たな夢を目指し、不退転の覚悟で進む道(One Way Road)に密着するエンターテインメントドキュメンタリー番組『Rising Sun 〜後戻りはしないOne Way Road〜』

日本の音楽シーンを席巻し続け、ダンスと歌を融合させたエンターテイメントを日本の音楽シーンに定着させ、夢を持ち仲間と共に進み続ける信念を実現してきたEXILE。今年、2025年には、ボーカルのATSUSHIが完全復活。11人体制で挑む約3年ぶりとなるドームツアー(11月15日開幕)までの道のりに密着する。
3日放送の『Rising Sun〜後戻りはしないOne Way Road〜』は、EXILEの歴史の中で、最も長く、最も多くステージに立ち続けてきたパフォーマー・AKIRA。現在はアーティスト活動と並行して、台湾を拠点とした「LDH愛夢悅(アイムユエ)」CEOとして長年の夢であったアジア進出をゼロから再構築している。「#2」では、AKIRAの台湾での活動に迫る。

台湾でのAKIRAは、大型テレビ番組やCMへの出演はもちろん、チャリティ企画への参加や国際映画祭のプレゼンターなど「日本のスター」を超えて、多岐にわたる芸能活動を行っている。AKIRA自身も台湾を「妻(女優リン・チーリン)の実家でもあり、第二の故郷」と語るが、台湾で「お兄さん」を意味するニックネーム「姐夫(ジエフー)」と呼ばれていることからも、彼がいかに現地に溶け込み、身近な存在として愛されているかがわかる。
一方、CEOとしては就任から2年。抜群の知名度を活かし、「メイドインLDHのエンターテイメントを世界へ」というビジョンを実現するために、LDH若手グループの中華圏での活動の後押しを自ら率先して行っている。その理由をAKIRAは「EXILEをアジアに、世界に持っていきたいという夢があった。その夢を次に託したい」と語る。

AKIRAの台湾での活動拠点となるのが、次世代アーティストを育成するスクール「EXPG TAIPEI」だ。ここでは台湾の子どもたちにEXILE TRIBEのパフォーマンスを支える基礎と技術のみならず、日本式の礼儀も教えている。2023年には、EXPG TAIPEI出身の佐藤陽がTHE JET BOY BANGERZのメンバーとしてデビューを果たした。さらにEXILEに憧れ、EXPG生となり、デビューを掴み取ったEXILE TRIBEの若手アーティストたちがEXPG TAIPEIでワークショップを行うなど、夢を信じ、夢をつなぎ、夢を循環させる「サークルオブドリーム」の場にもなっている。
AKIRAは自身を「経営者には向いていないと思う」という。彼が見ているのは数字ではなく、LDHが掲げる「Love, Dream, Happiness」という理念だ。ファンの笑顔の結果としてビジネスがついてくる。この信念こそ、EXILEが25年にわたり貫いてきた不変のDNAといえるだろう。

ABCテレビ『Rising Sun 〜後戻りはしないOne Way Road〜』は、毎週月曜深夜1時52分放送。TVerでも無料配信。



