「ポツンと一軒家」 集落が消滅しても、たった一人で暮らし続ける70歳男性。「あれ? なんで涙があふれてきちゃうんだろう?」と榊原郁恵も泣いた、清々しい男性の半生とは…
10月26日(土)放送「ポツンと一軒家」のゲストは榊原郁恵と藤原大祐。「一人でポツンと暮らしていらっしゃっても、ご家族やお友達が集まるような素敵な場所ですよね。人と人とのつながりがちゃんとあるから、孤独ではないんでしょうね」と、うらやましく感じる一面もあるとか。藤原は「緑のある場所が大好きで、小旅行も登山も好き。地方へのあこがれもあるんです」と、番組を観る上で、ポツンと一軒家のあるロケーションにも興味があるようだった。
鳥取県の山の中、広大な敷地に建つポツンと一軒家。集落が消滅した今も「生まれ育った故郷が居心地いい」ひとりで暮らす男性の清々しくもひたむきな姿に、ゲストも思わず涙…
鳥取県の深い山の中でポツンと一軒家を発見! そこは、広大な敷地に耕作地が広がっており、建物もいくつか密集しているように見える。だが、捜索隊が当初目指していたのは5キロほど離れた場所に建つ別のポツンと一軒家だった。今回は、その捜索の様子からお届けする。
山麓に田園風景が広がる大きな集落へとたどり着いた捜索隊。そこで見かけた男性に声をかけると、10人以上の人だかりが! どうやら地元の方々が集まって地域の草刈りを終えた後の慰労会を行っていたよう。そんな中でも、親切に「地元に詳しい人がいますよ!」と捜索隊に声をかけてくれ、組合長の男性(80)が、衛星写真を確認してくれることに。
すると、写真を一目みるや「ここは20年ほど前に廃業した養豚場ですね」と即答。落ち込む捜索隊だったが、慰労会のメンバーから「別のポツンと一軒家があるよ」とまさかの情報が!
組合長と76歳の男性が一軒家までの案内役を快く買って出てくれた。「30分ほど走りますよ」という言葉通り、集落からはかなり距離がある場所だ。延々と続く急こう配でつづら折りの山道の先には、どこまでも続く深い山の景色だけが広がっている。そんな山道を登り切った先に突然、建物が見えてきた。
この日は不在だったため翌日に改めて伺うと、70歳の男性が笑顔で迎えてくれた。住民たちは山を下り、現在ここで暮らしているのは男性だけになってしまったのだという。「生まれ育ったこの環境に慣れていますから」と笑う男性。
スタジオでは、男性の半生と現在の暮らしぶりを見守っていた榊原が「あれ? なんで涙があふれてきちゃうんだろう?」と目に大粒の涙を浮かべていた。藤原も「とても格好よかったですね…いろんな幸せのカタチってあるんだなと改めて感じました」とVTRの余韻に浸り続けていた。






