“エキストラ俳優”華井二等兵さんが映画『国宝』の知られざる撮影の裏側を語る『ますだおかだ増田のラジオハンター』

毎週木曜日12時から放送の『ますだおかだ増田のラジオハンター』。芸人のますだおかだの増田とABCアナウンサー武田和歌子が、お昼のお茶の間に笑いと情報を届ける当番組。

今回のハンターは数々の映画に出演! 今や、関西を代表する銀幕のエキストラスター(?)、華井二等兵さんのご登場。映画『国宝』にもなんと二役で出演していた華井二等兵さん、どのような役を演じていたのかなどを語っていただいた。

©️ABCラジオ

出だしから「ちょっと今日緊張しますよ。映画国宝に出てる役者さんですからね。しかも、一役じゃないですからね。 あの作品に二役で出ている役者さんですから」と増田が言うと、「吉沢亮さんは一役です。横浜流星さんも一役ですよね。はい、華井二等兵、二役いただいておりますので」と堂々と語る華井。

増田「台本もらったときにこれはすごいなって思ったりしたんですか?」

華井「あ、今回台本もらってないので」

増田「え?二役やったんですよね?本来なら台本二つあってもいいくらいだと思うんですけど」

華井「あ、はい、今回は台本はもらってないですね、もらってないというか、いらないというか」

ときっぱり。

台本もなく、国宝を観に行ったリスナーからも華井二等兵はどこにいたのかとメールが来ているとのことで、一体何の役で出演していたのかと訊くと、一役目はストリップを観に来た酔っ払い、二役目はホームレス役とのこと。

どちらも長丁場の撮影だったものの、出演時間はわずか数秒。しかし、そのたった数秒しか使われていないシーンでも監督のこだわりが随所にちりばめられた撮影だったと華井は語る。

「(ストリップ小屋のシーンで)監督からじきじきに、皆さんは社員旅行でストリップを観に来ましたと。で観に来てたら、途中で歌舞伎の女形(吉沢亮)が出てきます。 そしたら、皆さんどう思いますか? いや、もう早く女に変われ、お前なんか見たないって思ってますよね。 そこを声に出してください。で、そうしていると、どんどんどんどんその踊りに吸い込まれていって、気がつけば、ボーっと見入ってしまっているっていう演技をしてくださいって言われたんで。監督の細かい指導があって。これが映画館で観に行くと、2秒ないぐらいのシーンになってるんですね」

増田「うわーでも、それで十分伝わるんや」

とエキストラで出演していたからこそわかる監督の演技のこだわりを打ち明けた。

さらに、二役目の撮影は一役目の撮影から一か月後に声がかかったとのことでこれは監督から覚えられてオファーが来たんじゃないかと華井は自信ありげに言った。

「もしかしたらこんだけヒットしてるのでディレクターズカット版で、もしかすると華井二等兵の幻のシーンが見れるかも」と言い笑いを誘った。

そんなエキストラスターの華井二等兵さん、すでに今年もいくつかの作品に出ているということでますますこれからの活躍が期待できる“エキストラ俳優”と言えるだろう。

国宝の撮影現場について、撮影の裏側をたっぷり語っている全編はradikoでタイムフリーでお聴きいただけます。

番組情報

ますだおかだ増田のラジオハンター
毎週木曜お昼12時~3時

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