かわいすぎるバーガーやパフェも! 廃車&廃線が生まれ変わった京都新名所レストラン「FUTURE TRAIN」! 復活を支えた2人の女性に密着!!
大仁田美咲アナウンサーが、京都のおすすめスポットをたっぷり紹介する、「newsおかえり」の中継コーナー「みさきの京散歩」。今回は、9月20日にグランドオープンした体験型レストラン「FUTURE TRAIN」を紹介!完成までの感動秘話と合わせてお届けします。
大仁田アナが訪れたのは、京都水族館や京都鉄道博物館などがある京都「梅小路エリア」。こちらにオープンした新施設「FUTURE TRAIN」は、廃車となった電車を生まれ変わらせたユニークなレストランです。
「FUTURE TRAIN」のシンボルとして誇らしげにお客さんを出迎えるのは、役目を終えた特急「サンダーバード」の先頭車両。この復活劇の裏側には、2人の女性の活躍がありました。 去年12月中旬、大阪・吹田市にあるJR西日本の吹田総合車両所では、つい10日ほど前に引退した特急「サンダーバード」の先頭車両を囲み、「FUTURE TRAIN」プロジェクトの打ち合わせが始まっていました。
京都・梅小路にある廃線高架跡に「未来の駅」をイメージしたレストラン「FUTURE TRAIN」を立ち上げるプロジェクト。そのシンボルとして、長きにわたって大阪―金沢間を走ってきた「サンダーバード」を、レストランに併設される未来空間に生まれ変わらせる計画です。
打ち合わせの中心にいる2人の女性は、プロジェクトのリーダーで「京都駅ビル開発」の中畑麻衣子さんと、車両の改造の指揮を執る「JR西日本」の戸島美咲さん。車内や運転席を見ながら、改装に必要なポイントをしっかりと確認していきます。
戸島さんは普段、JR西日本の車両部で、車両のメンテナンスや設計などを担当。他の業務もこなしながら「FUTURE TRAIN」の仕事を進めます。戸島さんが率いるチームが手がけるのは、車両のラッピングと内装の解体。4月、ようやく工事が始まりました。「電車に第二の人生を与えていただけるのが大変うれしい」と戸島さん。「サンダーバード」の変身が「すごく楽しみ」といいます。
一方の中畑さんは、資金の融資やPR、工事の進捗確認など、打ち合わせに追われる忙しい日々を送っていました。3月に鉄道博物館で「FUTURE TRAIN」計画の発表イベントを終えた後は、「安心して任せられる」と全幅の信頼を置く戸島さんが手がける車両を待ちます。
そして4月下旬、ついに「サンダーバード」の改造が完了。白やグレーだった外装はキラキラの“紅梅色”に。中はカーペットや荷物棚が取り外され、何もない状態になった車両が、大阪・吹田から京都・梅小路へと運ばれます。
【動画】メタリックな紅梅色の華やかな外装カラーは「こだわった色」と中畑さん。
深夜1時、戸島さんも見守る中、全長およそ20mの車両を載せたトレーラーは吹田車両所を出発。慎重に慎重を重ねた運転で一般道を進み、およそ2時間半をかけて梅小路へと到着しました。
翌日は、高架の上へと上げる作業。およそ30tの車両が、2台の大型クレーンでゆっくりと引き上げられました。その様子を見守っていた中畑さんは「すごい!」と拍手。ここまでの苦労を振り返り、「よかった」と思わず涙が…。
9月上旬、ついに「FUTURE TRAIN」が完成しました。中畑さんに案内され、車両の中に足を踏み入れた戸島さんは「すごい!えー!」とビックリ。すべての装置が外され、殺風景だった車内は、なんとテクノ調の未来空間に変わっていました。
「想像の上をいってました!」と目を丸くする戸島さん、中畑さんは「お客さんがどんなリアクションをするのか」とワクワクです。
さて、そんな「FUTURE TRAIN」を大仁田アナが体験! 1号車は映像や光、音の演出で近未来を感じさせる不思議なスペース。2号車のレストランでは、食堂車をモチーフにしたピンク一色の空間で、オリジナルのかわいいメニューがいただけます。
さっそく試食する大仁田アナは、梅の花のような赤いバンズにすき焼きをたっぷりサンドしたハンバーガーや、ピンクの五重塔がそびえ立つボリューム満点パフェなどを堪能。そのおいしさと“映え”必至のキュートさに大満足の様子でした。
京都の新名所「FUTURE TRAIN」は、9月16日(火)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。
