もし小泉進次郎氏が総理大臣になったら…? 同じ政治学者に学んだ政治ジャーナリストが“先生の心配事”をこっそり告白!
ニュースの正しいミカタを解説する情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)。東留伽アナウンサーがMCを務める番組公式YouTubeチャンネル『正義のミカタチャンネル』では今回、自民党総裁選に出馬を表明した小泉進次郎農水大臣について、政治ジャーナリスト・青山和弘氏が解説! もし彼が総理大臣になったらどうなる!?
実は、青山氏と小泉進次郎氏はどちらもコロンビア大学に留学し、時期は違うものの同じ教授のゼミで学んだという。その教授は比較政治学を専門とし、日本の政局に非常に詳しいカーティス氏。日本語も堪能で安倍晋三氏や中曽根康弘氏とも面識があったそうで、青山氏いわく「日本の政治家のご子息が行きやすいゼミ」なのだとか。
前回の総裁選の際、カーティス教授と会う機会があった青山氏。「小泉さん、ついに出ますね」と言った青山氏にカーティス教授は「まだ早い。今はちょっと早いよ、心配だ。もっと経験を積んでから出た方がいい」と語っていたそう。
そこまで語った青山氏は「これ言っちゃっていいかな…」とためらいつつも、カーティス氏の発言を明らかに。カーティス教授は「日本記者クラブの会見を聞いてショックを受けた」といい、その理由は小泉氏が「中国に行ったことがない」と発言したから。国際派の政治学者であるカーティス氏にとって、日本の総理になろうという人が中国に行ったことがないのはまずい、中国との一定のパイプがないと…と大きな懸念を示したのだという。
青山氏は「(その発言から)1年経っても行ってないんじゃないかと思うぐらい、変わってないな」と心配そうに苦笑い。果たして真相は?
ここで東アナは「小泉さんがもし総理大臣になられたら外交はどうなっていくんですか?」と質問。青山氏は「外交と経済は若干、彼の弱いところだと思います」「大臣は2ポストで環境と農林水産じゃないですか。そこが彼のネックだと思う」と話し、「一定のブレーンとか閣僚で支えてあげないといけない」「チーム小泉をどう作るのかは外交で大事だと思います」と組閣のポイントを明らかにした。
若い人だけでなく重鎮も入れ、バランスをとる必要があると語る青山氏に、「どなたが外務大臣の名前に上がってきそうですか?」と尋ねる東アナ。青山氏は「今回、最終的に決選投票になった時に誰が支持するかとかにもよるかもしれないけど」としながらも、「茂木さんや林さんの再登板もあるかもしれない」「相当できる人にしないと。若くてもいいけど経験がある人、見識のある人にしたほうがいい」と見解を語った。
かねてから「自民党にはモデルチェンジが必要」と語っている小泉氏は、「BtoB(ビジネス・トゥー・ビジネス)からBtoC(ビジネス・トゥー・カスタマー)へ」を掲げている。今まで業界団体に向き合って政治をしてきた自民党だが、SNSの今の時代は個人、カスタマーに目を向けなければいけない。そういうポリシーを持って農水大臣に就任し、備蓄米を随意契約で放出した。「規制緩和とか改革を進めていく、この方向性はお父さん(郵政民営化を断行した小泉純一郎氏)に近いですね」と青山氏。
さらに、小泉進次郎氏の人柄について青山氏は「どんな政治家に聞いても“ナイスガイ”だって言いますよね」と明かす。安倍晋三氏に対しても「教えてください!安全保障政策」と距離を詰め、安倍氏から「彼は爺ぃ殺しだよね」といった発言も。一度、安倍時代の官邸で官房副長官にしようかという話が出たこともあったという。だが、実現しなかった理由を聞いて東アナは大笑い! その時に安倍氏がこぼした進次郎評は一体どんなものだったのか!?
【動画】小泉進次郎氏が「なぜ僕がこの役割を?」とこぼしていた…! 石破総理辞任表明の前日、官邸で何があった?
東留伽アナウンサーがMCを務める番組公式YouTube『正義のミカタチャンネル』では、放送には入りきらなかった話題も深掘り解説中!
