京都・清水五条のミシュラン掲載店から生まれた蕎麦粉ガレット 蕎麦と陶芸の“二刀流”職人の新たな挑戦とは?
京都の清水五条の路地にある「そのば」は行列の絶えないお蕎麦屋さん。2年前にオープンし、ほどなくミシュランガイドに掲載された話題のお店です。店主は蕎麦と陶芸の二刀流職人、吉田健人さん。料理のみならず、お店の隣に併設した陶芸工房で器も作っています。
吉田さんの蕎麦打ちが始まるのは朝の9時。自家挽き十割蕎麦の鮮烈な香りを生かしつつ、京料理さながらのアレンジも施した、オリジナリティ豊かな味を楽しむことができます。
お店が終わると、午後3時からは土をこねる吉田さん。お店で使う器はすべて吉田さんやスタッフの手作りで、お客さんの使いやすさを第一に考えた器が並びます。
東京の美大でデザインを学んだ吉田さんが“自分らしさ”を探してたどり着いたのが蕎麦の世界。何十軒ものお蕎麦屋さんを巡り、26歳のときに信楽町の蕎麦店「黒田園」の門を叩き、弟子入りを志願しました。
倉庫だった場所をリノベーションし、2年前に自身のお店を立ち上げた吉田さん。改装工事を手伝ったのが、妻となったマリさんでした。イギリス人の父と日本人の母を持つマリさんは23歳の頃に来日。日本の建築や文化に魅かれ、大工として働いていました。
オープンから丸2年を迎え、行列の絶えない蕎麦屋になった「そのば」。次に目指すのは「朝にガレットも振る舞う蕎麦屋」です。マリさんの両親への出産報告を兼ねて行ったヨーロッパ旅行でガレットに出会った吉田さん。ガレットは蕎麦粉で作るクレープですが、これをお店で出したいと、吉田さんの挑戦が始まりました。試行錯誤の日々に密着します!
『LIFE~夢のカタチ~』は、9月6日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)
