真琴つばさ激白! 「老後は宝塚卒業生だけのポツンと一軒家“やすらがない郷”で過ごしたい」 五右衛門風呂現役の古民家で一人暮らしする79歳未亡人を訪ねた『ポツンと一軒家』
衛星写真でみつけた謎の一軒家の実態を徹底調査する番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)。宮崎県の山中のポツンと一軒家に狙いをつけ調査を開始した捜索隊は、最寄りの集落を訪れる。なんとそこは7年前に立ち寄った場所だと思い出し、当時お世話になった方のお宅をふたたび訪れ、再会を喜びながら目的地であるポツンと一軒家の情報を得た。
つづら折りの峠を越して、「落石注意」の看板の立つ山道の先にあったのは、79歳の女性が一人で暮らすポツンと一軒家。明るい笑顔で捜索隊を迎えてくれた女性は、「苦労しましたよ……」とその人生を語り始めた。
宮崎県の自給農家で三女一男の長女として生まれた女性は、中学卒業後、16歳で大阪に出て質屋に就職。給料の半分を実家に仕送りしていたという。そんな彼女に二十歳のときに舞い込んだのが、このポツンと一軒家に住む12歳年上の従弟との縁談だった。
結婚するまで、この地を訪れたことがなかったという女性。初めて来てみると、あまりの山の中でびっくりしたというが、当時は15軒ほどの集落があったそう。義両親はここで養蚕と米作の農家をしていたが、収入は少なく、女性が結婚前に貯めた貯金を切り崩して家族を支えた。お金の苦労はあったが、ご主人とはケンカもしない仲よし夫婦で、「結婚してよかった」と笑顔で語る。しかしそのご主人は、15年前に原因不明の病気で急死。以来、この地で一人暮らしをしているのだそう。
住まいは義両親の建てた古民家。増築するなど手を加えているが、ボイラー焚きになっても昔からの五右衛門風呂は健在。水は近くの沢から引いており、定期的な手入れが欠かせない。現在は離農したが、田んぼの鹿よけに飼っていた4頭の犬たちもそのまま一緒に暮らしている。衛星写真に映っていた整備された土地は、「荒らすわけにはいかない」と、耕作していない畑だが、毎日1時間の草刈りをしてきれいに保っているのだそう。
二人の子どもは独立。町に住む息子が週に一度訪れるという。行政によるタクシー代補助や安否確認連絡などの支援を受けながら、79歳にして一人暮らしで自由を満喫中。「体が動くうちはこの家を守っていきたい」と語ってくれた。
この日のゲスト真琴つばさは、「夢があるんです。海の見える丘の上のポツンと一軒家“やすらがない郷”で、宝塚の卒業生だけで過ごしたい」と告白。歌手の真田ナオキは「公演で地方に行くと、いつかはこういうところに住みたいなと思います」と、ポツンと一軒家への憧れを語った。
なお、この宮崎県のポツンと一軒家は、8月24日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)で紹介された。
