猛暑の中、「せっかく並んだのだから」が引き起こす不調も…!まさかのケガや体調不良に対応する万博会場の診療所に密着!

「体調不良が続出…万博の診療所に密着!」『newsおかえり』2025年7月16日放送)では、万博会場でのまさかのケガや体調不良に対応する「診療所」を取材した。

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「大阪・関西万博」の会場内に設置されている医療救護施設は、3つの診療所と5つの応急手当所。救急科専門医などを含む医師や看護士らが、1日におよそ100人の体調不良を訴える来場者に対応している。

西ゲートの近くにある「西ゲート診療所」に運ばれてきたのは80代の女性。パビリオンの順番待ちの列に並んでいて倒れたという。診察を進めるなか、女性がこの日、数時間も水分をとっていなかったことが判明。ほかに重大な異状はみられなかったため、医師は「脱水」と判断し、女性をしばらくベッドで休ませた。

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さらに診療所には、同じく「脱水」の症状でおう吐を繰り返していた1歳の女の子も。暑くなると体から出ていく水分も多く、こまめに水を飲まないと、子どもも大人も「脱水気味になってしまう」と医師。特に喉の渇きを感じなくても、体は常に水を欲しているのだ。

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そのほか、パビリオンで転倒してケガをした50代の女性や、遊んでいて肘の関節がズレるケガをした5歳の男の子も診療所へ。万博の医療救護施設の責任者で、大阪公立大学教授の溝端康光さんは、これらのケガや体調不良に万博特有の要因があると話す。

朝早くから来場して列に並び、体の異変を感じても「せっかく並んだのだから」と無理をして体調を崩す人や、慣れない場所で周りを見ながら歩くため、足下の段差に気づかず転んでケガをするケースも少なくない。

そして猛暑が続くなか、最も心配されるのは「熱中症」。6月から7月15日までの1か月半で、36人が熱中症の疑いで救急搬送されている。パビリオンを見て回ることも大事だが、休憩をこまめに取るなど「体を休めながら体調を整えて」万博を楽しんでほしいと溝端教授は呼びかけている。

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「外国人に聞いた 大阪・関西万博の“ツボ」『newsおかえり』2025年6月12日放送)では、外国人観光客が万博で何を楽しんでいるのかを調査した。

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ドイツから来たカップルが「健康をチェックしてくれるすごい鏡がある」とオススメしてくれたのは、AIが搭載された“5年後の未来モデルハウス”がある、飯田グループホールディングスと大阪公立大学の共同出展パビリオン。モデルハウスにある鏡の前に立つと、AIが体温や体重、心拍数やストレス度合いなどが、なんとわずか3分でチェックできてしまう。

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さらに、滑らかな動きが目を引くAI搭載ロボット「ウォーカー」や、宇宙探査機「嫦娥6号」が採取した“月の土”など見ごたえたっぷりの中国パビリオンをオススメする声も。「大阪ヘルスケアパビリオン」のフードコーナーも予約なしで利用できることもあり、人気を集めている。

こちらのフードコーナーで販売されているのは、植物性のドリンクや、卵・牛乳不使用のソフトクリーム、おからこんにゃくでできた肉とアーモンドから作ったチーズを合わせたメンチカツサンドなどのヴィーガンメニュー。ヘルシーなだけでなく、味もバツグンと好評だ。

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続いて取材班が注目したのは、万博で働く外国人たち。会場をよく知る外国人スタッフが、万博の何に惹かれているのかは興味深いところだ。そこで、クウェートパビリオンでガイドを務めるエジプト出身の女性・メンナさんに密着。仕事終わりに楽しむ“夜の万博”に同行させてもらった。

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メンナさんのお気に入りは、同じ中東にある国・ヨルダンのパビリオン。ヨルダン砂漠地帯の保護区「ワディ・ラム」の赤い砂が敷き詰められた展示室で腰を下ろし、360度スクリーンに映し出される砂漠の映像に囲まれると、現地にいるかのような気分になれるという。

そして、外国人観光客から推す声が最も多かったのが、会場全体が見渡せる巨大な「大屋根リング」。閉幕後はリングが解体することを伝えると「Keep the ring!」「とても残念!」と惜しむ声も上がっていた。

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ABCテレビの夕方のニュース『newsおかえり』で過去に放送された特集企画と、YouTube公式チャンネル『ABCテレビニュース』の特集動画から選りすぐりの作品をお届けする番組『newsおかえり&YouTube傑作選』。8月18日(月)は「体調不良が続出…万博の診療所に密着!」「外国人に聞いた 大阪・関西万博の“ツボ”」の2本を放送した。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

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