『ポツンと一軒家』 遊びの達人・所ジョージをもうならせた、代々山を遊び尽くす74歳現役大工に密着!

衛星写真だけを手がかりに、日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家の実態を徹底調査する番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)。8月17日(日)放送回に登場したのは、以前番組で紹介したポツンと一軒家住人をこの世界に引き入れた“ポツンと一軒家師匠”ともいえる人物。

生まれ育った和歌山県の山奥で、所ジョージに「遊んでるね、山で」と言わしめた二拠点生活を送っているのは、2025年7月13日放送の『ポツンと一軒家 2時間スペシャル』で紹介した“片道3時間かけて二拠点生活する居酒屋のご主人”に、ポツンと一軒家が建つ土地を紹介したという地元の74歳現役大工の男性。

居酒屋主人の取材中に、「師匠です」と紹介されたこの男性。きけば自身もポツンと一軒家暮らしをしているという。捜索隊は、「ラッキー中のラッキー」と、男性に次回取材の約束を取りつけた。

男性の家があるのは、集落から車で40分の山中。石垣に囲まれた川にほど近い一軒家だ。まわりに家はあるが、すべて空き家だという。現在は田辺市内に住んでいる男性だが、故郷への愛着が人一倍強く、生まれ育った家が火事で焼けてしまった後に空き家だった近くの親戚の家を買い取り、週末は結婚50年超の妻と、仲良く大好きな山で二拠点生活を送っているという。

農林業が盛んだったころには集落には50人ほどが暮らしており、小学校は近くにあった。しかし中学校までは徒歩で1時間半ほどかかるために、中学から親元を離れて寄宿舎生活を送った。中学卒業後は技能高等学校で木工を学び、高校卒業後は和歌山市内で建具職人として働いたが、川遊び、山遊びが恋しくて、毎週末実家に帰っていたという。

その実家を30年前に漏電で焼失。集落最後の住人だった両親を呼び寄せ田辺市内で暮らしたが、山が恋しくて、20年前に親戚の空き家を買い取った。そして大工の腕を活かし、縁側の軒先にバーベキューコンロを備えた仲間たちの集う“プライベート居酒屋”空間を増築したり、畑を作ったりと家に手を加えてきた。

男性の山遊びは、遊びの達人・所ジョージをもうならせた。捜索隊は、男性の山遊びに同行。大きな丸太をくりぬいた「ゴウラ」を持って出かけたのは、日本蜜蜂の巣箱。148個を仕掛けて、巣ができたのは「今年は少ない」という5つ。ポツンと一軒家に戻り、さっそく蜜を搾った。

夕方になると険しい獣道を通り、川へ。「夜にエサを食べる」という鰻を獲るための“つけ針”を仕掛け、翌朝、「小さいな」といいながら60センチの天然鰻を仕留めた。養蜂も鰻獲りも、山での仕事はすべて男性の父親がやっていたのを見て覚えたのだそう。

昼になると、男性の次男も合流。昨年から男性の後を継ぎ、山で罠猟を始めたという。捜索隊は、次男が仕留めた鹿のもも肉のローストヴェニソンや猪肉のすき焼き、そして天然鰻のかば焼きなど山の幸をご馳走に。

次男も子どものころから父と毎週のように山を訪れ魅了され、今も父の背中を見ながら山で遊んでいるのだそう。

「ここに勝るような場所はないんです」という男性と、「山、大好き!」と語る息子。代々自然を楽しむ術を受け継いできた男性一家を見て、ゲストの薬丸裕英は「理想の生き方を見せていただいた」と感心しきり。パネラーの林修は「山で遊べるものを遊び尽くして、親子が遊び仲間のように楽しんでいる」と憧れの眼差しを向けた。

なお、この和歌山県のポツンと一軒家は、8月17日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)で紹介された。

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