敗戦直前から涙あふれ、立ち上がれず号泣…仙台育英エース・吉川陽大投手の最終打席に「涙腺崩壊」「今回の甲子園の主人公」の声

夏の甲子園(第107回全国高等学校野球選手権大会)12日目にあたる8月17日3回戦第1試合で、仙台育英(宮城)が延長11回タイブレークの末、沖縄尚学(沖縄)に3対5で敗れた。ラストバッターとなったのは、打席に立ったときから涙をあふれさせた3年生エース・吉川陽大投手だ。セカンドゴロに終わり、ヘッドスライディング後しばらく立ち上がれず号泣した吉川投手に、多くの高校野球ファンがもらい泣きした。

【TVer】仙台育英ラストバッター・吉川陽大投手「仲間の顔が最後に思い浮かんできて涙が出てきた」 打席に立った瞬間からゲームセットの瞬間まで涙、涙、涙

夏の甲子園2022年大会王者・仙台育英と、センバツ(選抜高等学校野球大会)で2度優勝した沖縄尚学が、朝8時から阪神甲子園球場で激突した。甲子園の頂点を知る両校の対戦は、4番の3年生・川尻結大選手のタイムリーヒットで仙台育英が1回裏に先制。その後に仙台育英は、沖縄尚学に逆転を許すも、5回裏に再び川尻選手の一打で再逆転した。しかし、7回表に再び同点に追いつかれ、両校無得点のまま延長タイブレークへ……。

2点を追う延長11回裏タイブレーク2アウト3塁で打席に立ったのは、ここまでたった1人で投げ続けた吉川投手だ。一発出れば同点というこの場面で、彼の心に今までの思いが込み上げてきたのだろうか。打席に立つ吉川投手の瞳は、このときすでに濡れていた。

泣きながらもフルカウントまで粘った吉川投手は、セカンドゴロに終わるも全力で走り、1塁にヘッドスライディング。審判の「アウト!」という声は耳に届いていたが、しばらくその場から立ち上がれず号泣した。

10回表まで3失点10奪三振と踏ん張ったものの、11回でとうとう力尽き、そしてラストバッターとなって倒れた吉川投手。試合後も涙が止まらない吉川投手は、「仲間の顔が最後に思い浮かんできて涙が出てきた」「まだまだ仲間と野球がしたかったです」と明かした。

そんな吉川投手の激闘を称え、もらい泣きした高校野球ファンは多い。X上には、「吉川くんの涙にはこちらも涙腺崩壊」「1塁にスライディングしたままアウトでうつ伏せ泣きしたシーンはこちらも泣いてしまったよ……」「最後まで精一杯投げていたし、涙が止まらないの当たり前だよね。高校生らしい。仙台育英の吉川くん推せます!」「吉川くん最高の選手だよ 今回の甲子園の主人公はあなたです」といった声が続出した。

なお、涙なしには見られない仙台育英と沖縄尚学の白熱した試合ハイライトは、8月17日に放送された『熱闘甲子園』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)で紹介された。

番組情報

熱闘甲子園
8月5日(火)〜決勝戦まで連日夜放送 ※休養日除く(予定)※変更の場合あり

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