76歳元島民、生まれ故郷上陸は「叶わぬ夢」と嘆いていたが…「聞いていた話と違うな~!」まさかの展開に劇団ひとりツッコミ

調査員たちが、衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜索……ではなく、ドローンを駆使して、地元民すら知らない熊本県天草市の謎の島を徹底調査! すると、謎の島の元島民にたどり着いた。現在76歳の元島民は、生まれ故郷への上陸を諦めていたが……!?

【動画】あの動物の貴重シーンをドローンが偶然捉えた! 「初めて見た!」「すごくない!?」衝撃映像にスタジオ一同ビックリ

調査の舞台は、熊本県天草市の沖にある富士山のような形の無人島・楠森島(くすもりじま)。全景が本土からハッキリ見えるが、本土の住民は楠森島の詳細を知らず、熊本のテレビ局にも取材記録や報道映像はない。また、楠森島への定期船はなく、普通に上陸するのは困難だ。

そこで調査員たちは、上空からドローンで調査を開始! すると、アオサギの大群が生息する沼のほか、地蔵や水瓶など、明らかに人が暮らしていた痕跡を発見した。

その後、粘り強く本土で調査を続けた調査員たちは、楠森島で生まれたという76歳の男性に出会った。元島民が楠森島で暮らしていたのは、今から約70年前の昭和30年頃。かつて楠森島は、イワシや松茸が獲れる宝の島だった!

国勢調査によると、当時の楠森島の人口は13人。しかし、高度経済成長期の頃から、経済的な問題や子どもの教育問題などが原因で、島民は徐々に本土へ行き、楠森島は昭和45年に無人化したのだった。

調査員たちから、「もう1回島に上陸してみたい?」とたずねられると、元島民は「叶わぬ夢とや……足が不自由やけんなもう」とポツリ。しかし、元島民は叶わぬ夢を叶えたいという思いから、調査員の全面バックアップを受け、楠森島へ向かった!

何十年も人の手が入っていないため、楠森島は竹藪だらけだ。そこで調査員たちは、天草の協力者たちに竹藪を伐採してもらいながら、元島民の自宅跡を探すことに。そんな中で、調査員たちの心配をよそに、なんと元住民は倒木をひょいと飛び越え、どんどん竹藪の中へ! これにはVTRを見守るホラン千秋や劇団ひとりらタレントたちが、「全然元気!」「聞いていた話と違うな~!」と思わずツッコミ。所ジョージも、「島に行くと元気に歩くんだね!」「やっぱ故郷パワーじゃない?」と笑った。

やがて元島民は、祠のようなものがあったことを思い出し、さらには、ドローンが捉えた地蔵を発見。祠があった場所に地蔵を戻し、調査員たちと一緒に手を合わせた。ほかにも元島民は、かつて五右衛門風呂に入っていたこと、井戸に巨大ウナギがいたことなどを思い出したが、捜索の結果、彼の自宅は井戸以外跡形もなかった。「あれだけ(しか残っていない)とは思わなかった」と元島民は驚いたが、それでも彼は、故郷に上陸できて嬉しそうだった。

なお、調査員たちがドローンと自らの足を使って楠森島を調査した様子は、4月27日に放送されたアドベンチャーバラエティ番組『飛んで見にいく謎の島』(ABCテレビ)で紹介された。同番組は、バラエティ番組『ポツンと一軒家』と同じく、所ジョージが司会を務めた。

関連記事

おすすめ記事 おすすめ記事