こ、この男……いたいけな7歳の伯爵を騙して、甘い汁を吸う気満々だ！　アニメ『俺は星間国家の悪徳領主！』（ABCテレビ）第3話に初登場した男（CV：三木眞一郎）は、最強剣士と見せかけて、ダメダメすぎる詐欺師だった！

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アニメ『俺は星間国家の悪徳領主！』の主人公は、星間国家アルグランド帝国の伯爵家当主リアム・セラ・バンフィールド（CV（幼少期）：前田佳織里）。善良ゆえに報われなかった前世をもつリアムが、転生先で悪徳領主を目指すストーリーだ。

7歳になったリアムは、第3話（4月19日深夜放送）で悪徳領主として強くなるべく、剣士の安士（CV：三木眞一郎）に弟子入りした。謎の流派「一閃（いっせん）流」の家元を名乗る安士に、リアムは「時代劇の剣豪みたいだ！」とワクワクだ。そんなリアムの前で、安士は奥義「一閃」を披露。いつ刀を鞘（さや）から抜いたのかわからないレベルの速さで、離れた場所にある何本もの丸太を一斉に斬ってみせた。

しかし、この奥義は実はデタラメで、安士の正体は詐欺師！　彼は、最初から斬れている丸太を使い、自分がものすごい速さで斬ったように見せたのだ。安士は、1人になると本性を現し、「こんなキレイに騙せるとは思わなかったわ～！　これでしばらく食うに困んねえな！　いいカモ見つかったわ～！」と喜んだ。

その後に安士は、リアムに奥義を教えず基礎練習だけをさせて、なんと3年も騙した！　「ガキの基礎練だけでいい金もらえるなんて、チョロいわ～！」「一生これでいいわ！　もう最高！」と、安士は部屋でだらけてばかりだ。

リアムが奥義を教えてほしいと言い出すと、安士はすぐさま“できる師匠モード”に。「拙者、奥義を見せるのは1度のみ。その1度で全て学ぶよう、初めに申し上げた。その流儀に不満があるのなら、これ以上『一閃流』を学ぶ必要はない」とリアムに伝え、彼を破門にしようとした。

破門の話がなくなってリアムが去ると、安士は再びゴロゴロ。菓子を食べながら、「危なかった～！　めんどくせぇこと言うなよな。教えられるわけねぇじゃねぇか、俺だってできねえのに！　バ～カ！」と笑った。その後もリアムが安士の部屋をたずね、そのたびに安士ができる師匠モードになるシーンに、笑った視聴者は多いだろう。

なお、リアムと安士の偽りの師弟関係の様子は4月19日のアニメ『俺は星間国家の悪徳領主！』で放送された。

アニメ『俺は星間国家の悪徳領主！』の原作は、小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載され、「オーバーラップ文庫」から書籍化された三嶋与夢の同名小説。同アニメは、毎週土曜深夜2時よりABCテレビ「ANiMAZiNG!!!」で放送中だ。