亡き養女から「大好き」と何度も言われたのに…冷酷親父の“後悔号泣シーン”が悲痛すぎる『ギルます』第11話

血も涙もない最強の冒険者を変えたのは、孤児だった亡き養女の愛だった……。アニメ『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』(ABCテレビ、以下『ギルます』)第11話で明らかになった、元冒険者のギルドマスターと彼の娘の過去は、涙なしには見られない。

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©2024 香坂マト/KADOKAWA/イフール労働組合

アニメ『ギルます』は、第27回電撃小説大賞で金賞を受賞した同名ライトノベル(著:香坂マト、イラスト:がおう)が原作。強くてかわいいギルドの受付嬢アリナ・クローバー(CV:高橋李依)が、残業を回避するために規定を破り、ダンジョンのボスを自ら討伐する痛快異世界コメディだ。

第11話(3月22日深夜放送)で、ギルドマスターのグレン・ガリア(CV:松田健一郎)の悲しすぎる過去が明らかになった。グレンは、今でこそアリナたちに気さくに接するが、最強パーティーの一員だった冒険者時代は、冷酷かつ堅物で近寄りがたい存在だった。周囲から彼は、「たとえ仲間でも平気で見捨てることができる」「人間の血が通っていない」と言われていた。

©2024 香坂マト/KADOKAWA/イフール労働組合

そんなグレンを変えようと、かつて師匠は彼に、「この子の父親になってくれないか?」と、孤児の少女リン・リーチェ(CV:小澤亜李)を託した。渋々師匠の言うことを聞くグレンは、「早く一人前の冒険者になって1人で生きろ」と、リンに冷たい。一方のリンは、「お父さんのこと大好きだからね!」と、いつもニコニコ。「冒険者はいつ死んでもおかしくない仕事なんでしょ? だから思ったの。『大好き』って、言えるときに言わなきゃって!」と笑い続けた。

「一体いつになったら俺を嫌いになって、この家から出て行ってくれるんだ」と呆れるグレンに、リンは辛い孤児時代について語り出した。当時彼女は、街中で助けを求めても、人々から見えないフリをされたという。しかし、グレンだけは違ったのだ。「お父さんは、『これは修行だ』ってグチグチ言いながら、リンと一緒にいてくれた。リンを見てくれて、お話してくれて、すごく嬉しかった。だから……大好き」とリンは微笑むが、グレンは小さなプライドから、その言葉を素直に受け入れなかった。

のちにグレンは、「血もゆかりも何一つ繋がりはないが、あいつはたしかに俺の子だ」と、リンへの愛に気づく。しかし、それは遅すぎた。グレンと同じパーティーに入ったリンは、戦闘で命を落としたのだ。もうリンは、「大好き」とグレンに笑ってくれない。「リン、なぜだ、なぜお前が死ななきゃならない……まだ何も言えていない。俺はまだお前に何も……」と、グレンは“リンだった炭の塊”を抱きしめて泣くしかできなかった。

©2024 香坂マト/KADOKAWA/イフール労働組合

後悔で号泣し、愛する娘のために道を踏み外したグレン。残酷な運命をたどる彼を、アリナたちは救えるのか? 衝撃展開を迎えたアニメ『ギルます』11話は3月22日に放送された。なお、毎週土曜深夜2時30分より放送中だ。

番組情報

ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います
毎週土曜深夜2時30分より放送

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