大阪・北千里駅〜南千里駅間が「山田駅」なのなんでやねん!?その理由は約55年前のビッグイベントに隠されていた
大阪・阪急千里線の北千里駅と南千里駅の間の駅といえば、山田駅。なぜこの駅名には、「千里」がつかないのか? A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの古川昌希アナウンサーが調査したところ、約55年前に開催されたビッグイベントの影響で、この山田駅が誕生したことがわかった。
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万博記念公園の近くにある山田駅には、阪急千里線と大阪モノレールの2線が通っている。阪急千里線では北千里駅と南千里駅の間にあり、大阪モノレールでは千里中央駅が隣り合っているため、「千里駅」「◯◯千里駅」と名付けられても不思議ではないが、なぜか山田駅だ。この一帯に千里とつく駅が多い理由は、街の人々いわく、このあたりが1958年に事業化が決定した千里ニュータウンだからだという。
鉄道ライターの伊原薫さんによると、阪急千里線は南千里(旧・新千里山)駅、北千里駅の順番でつくられ、山田駅はその後に開業したのだとか。後からつくらざるを得なかった理由は、「(山田駅の北側を流れる)山田川と阪急千里線が合流するあたりにある重要なヒントが書かれた四角いパネル」を見ればわかるという。
さっそく周辺地域をくまなく調査した塚田と古川アナは、線路沿いに謎の白いパネルを発見した。乗車客向けに設置しているものらしく、塚田が電車に乗って写真を撮ると、パネルには北千里と南千里に挟まれて、「万国博西口」と書かれてあった。この写真から2人は、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)をひらめき、山田駅はもともと万国博西口駅だったと推測。大阪万博の開催終了後に、駅がある「山田」という地名に変えたのではないかと結論付けた。
塚田と古川アナの推理の結果は、100点満点中……見事100点! 2人の予想通り、万国博西口は大阪万博の開催期間中にあった駅だった。伊原さんいわく、「その時は臨時駅(仮設駅)だったので、万博が閉幕すると同時に駅はなくなった」そうだ。しかし、地域住民から「実際にここに駅を作ってくれたら便利だ」といった声があがり、阪急電車が要望に応え、「検討した結果、ロータリーとかも作れるあの場所(=現在の場所)が山田駅になった」という。
2025年初の100点満点を獲得できて、塚田と古川アナは大喜び。なお、2人の謎解きの様子は、情報番組『newsおかえり』(ABCテレビ)の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」2月11日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。
