「親の心、子知らず」「子の心、親知らず」ということわざがピッタリな、アニメ『魔法つかいプリキュア！！～MIRAI DAYS～』（ABCテレビ、以下『まほプリ2』）第4話。魔法つかいの教師・十六夜リコ（CV：堀江由衣）や、その父親・リアン（CV：小原雅人）たちのやりとりは、大人の心に刺さるはずだ。

【動画】「子どもじゃない！」「嫌だ！」と反発するひすいを、プリキュアたちが本気で怒った！　絶体絶命の危機でまさかの……!?

アニメ『まほプリ2』は、2016～2017年に放送された『まほプリ』こと『魔法つかいプリキュア！』の続編にあたる。ナシマホウ界（人間界）で大学生になった20歳の朝日奈みらい／キュアミラクル（CV：高橋李依）と、魔法界に戻って魔法学校の教師になった19歳のリコ／キュアマジカルが再会し、新たな強敵と戦うストーリーだ。

第4話（2月1日深夜放送）で、リコたちは不思議な少女・ひすい（CV：早見沙織）の世話に手を焼いた。ひすいは、「はーちゃん」こと花海ことは／キュアフェリーチェ（CV：早見沙織）と見た目だけでなく、成長スピードの速さもそっくり。最近では、事あるごとにみらいに魔法を使わせ、リコからスマホを奪い、彼女たちに注意されると怒って口答えするなど、とにかくやりたい放題だ。言うことを全く聞いてくれないひすいに、「あー言えばこー言う……反抗期かしら」と、リコは特に困っていた。

そんなとき、リコは自分たちをコソコソと追う謎の人物と対峙した。その正体は、リコの父親・リアン！　彼は、敵に狙われているひすいをコッソリ護衛していたのだ。「ひすいくんもだが、リコのことが心配だった」と語るリアンに、「信用してよ。過保護すぎるし、もう子どもじゃないし」とリコはムッとした表情に。するとリアンは、愛する彼女に、「たとえ成人しようとも、伝説の魔法つかいであろうとも、親から見れば子どもだよ」と優しく伝えた。

父の言葉にリコはハッとした表情になったが、みんなでひすいのことをそっと見守ってあげたいという意思は曲げなかった。そんなリコの想いを知ったひすいは、「勝手に決めないで！　守ってとかお願いしてないし、子どもじゃないし！」「リコも今嫌がっていたじゃん。子どもって言われて！」と猛反発。「リコなんか大ッ嫌い！」と叫んで、どこかへ行ってしまった。しかし、ひすいはリアンの「親から見れば子どもだよ」という言葉を思い出し、最終的にはリコやみらいの愛情を理解するのだった。

実の親子であるリコとリアン、そして親子のように見えるみらい、リコ、ひすいのやりとりは、大人の心にこそ響くのではないだろうか。なお、アニメ『魔法つかいプリキュア！！～MIRAI DAYS～』(ABCテレビ)は、毎週土曜深夜2時よりANiMAZiNG!!!枠で放送中だ。