「初心者殺し」!?・・・地元ドライバーですら攻略は激ムズ!? 大阪・今里の“複雑すぎる広い交差点”は実は昔…
大阪メトロ今里駅の近くには、「初心者殺し」と言っても過言ではないほど複雑すぎる広い交差点がある。右折レーン、左折レーン、絶妙な斜めのレーンなど、とにかく車線がたくさんあり、運転時に瞬時に判断するのは、地元ドライバーですら難しそう……。A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの古川昌希アナウンサーが調査してみると、この交差点は昔○○○○○だということが判明した!
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複雑すぎる広い交差点とは、五叉路の「今里交差点」のこと。難波から続く「千日前通」、心斎橋から伸びる「長堀通」、大阪を南北に貫く「今里筋」と、主要な大通りが交わっている。現地にやってきた塚田と古川アナは、「あそこの標識なんて、もうわかんないもん! 何あれ!?」「初心者には難しすぎますよね~!」「レベル高いって!」「ナビでこういうの出てきたら『どれやねん!』てなるからね!」と、その複雑さに驚いた。
車に乗ると、今里交差点の複雑さをより実感できる。塚田と古川アナは、後部座席からドライバーに指示を出しながら進むが、千日前通から今里筋を南への右折はなんと禁止であることが判明。千日前通を難波方面に進もうとしても車線を間違えてしまい失敗。「てっきり曲がれるもんだと……」「難しいですね~これ!」「地元のよっぽど慣れている人じゃないと、たぶん瞬時に判断できないと思います!」などと2人はうなだれ、目的の通りには進めなかった。
今里交差点は、なぜこんなにも広くて複雑なのか? 調査を進めていく塚田と古川アナは、戦前の区画整理で建てられた「竣工記念碑」を近くの公園で発見し、今里交差点は「大規模な区画整理によって生まれた巨大交差点」と予想した。
塚田と古川アナが歴史探訪プランナーの森なおみさんに確認したところ、今里交差点は区画整理によって現在の五叉路になったことがわかった。彼女いわく、「実はかつて“何か”があった」ことで“広い”交差点になった、とのこと。そして、そのことで、「昔から全国的にめちゃくちゃ有名な交差点だった」そうで、その何かのヒントは、「今里交差点の半径200メートル圏内の喫茶店」にあり、「そのお店の名前が答えに直結します」という。
とにかく練り歩きまくった塚田と古川アナは、やがて「馬車道」という名前の喫茶店を発見! 「自分の中では一番キテいる感じがする」「僕もそうです」「馬車のロータリーみたいな感じになっていたのかな」ということで、「かつて馬車道が今里交差点につながっていた。馬車が行き交えるように交差点を広くした」と、2人は結論付けた。
推理の結果は、100点満点中……0点! ヒントの喫茶店名は、「馬車道」ではなく「ロータリー」で、今里交差点はかつて「今里ロータリー」と呼ばれ、大きな車のロータリーがあった場所だった。昭和9年に誕生した今里ロータリーは、当時としては画期的な取り組みということで全国にその名を轟かせたが、車の交通量の増加によって昭和30年に廃止。今はその名残りとして、交差点周辺に「ロータリー」という名前のマンションがいくつもある。実は、古川アナは調査中にそういった名前のマンションを見つけていたが、残念ながら正解にはたどり着けなかった。
なお、この様子は、情報番組『newsおかえり』の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」11月5日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。