「今大会のMVPでは?」「采配があっぱれや」 「夏の甲子園」京都国際、最強サウスポー投手・西村一毅の激熱バスターで初優勝
「夏の甲子園(第106回全国高等学校野球選手権大会)」の優勝校は、京都国際(京都)に決定! 史上初の決勝延長タイブレークで“ヒーロー”になったのが、2年生ピッチャー・西村一毅選手だ。まさかの代打で登場した彼のバスターが、勝利の分かれ目となった。
【動画】「二度見した」「優勝に導くプレー」だった、最強サウスポー投手・西村一毅(京都国際)の激熱バスター。本人と監督がその裏話を語る!
8月23日に行われた夏の甲子園決勝で、京都国際と関東第一(東東京)が激突した。決勝初進出の両校は、頂点をかけて0対0の攻防を繰り広げ、激戦は延長タイブレークに突入! 決勝での延長タイブレークは、夏の甲子園史上初だ。
両校一歩も譲らない戦いの流れを変えたのは、京都国際の西村選手だった。西村選手といえば、これまで無失点の2年生ピッチャー。3年生エース・中崎琉生選手とともに、完封勝利した試合もあり、2人は「京都国際のWサウスポー投手」として有名だ。延長10回表、そんな西村選手が、なんと中崎選手に代わって打席に立った!
ノーアウト1・2塁の場面のため、関東第一は送りバントを警戒した前進守備だ。その裏をかいて、西村選手はバントの構えから瞬時にバスターに切り替え、前進する内野手の頭上を越えるレフト前ヒットを放った! これをきっかけに、京都国際は2得点し、西村選手はその回の裏で中崎選手に代わってマウンドへ。西村選手は満塁で一打逆転サヨナラのピンチに陥るも、関東第一の反撃を1点にとどめ、京都国際に初優勝をもたらした。
決勝延長10回という大事な場面での代打で得点につなげ、今大会1失点で優勝投手となった西村選手。2年生ながら大活躍した彼にX(旧Twitter)上では、「ナイスゲーム!!! 京都国際の西村くんの主人公感!!!」「京都国際西村くんまじですげー、28イニング無失点、タイブレーク中代打でのヒット 今大会のMVPでは?」「タイブレークで代打のピッチャーがヒットってかっこよすぎだよ西村くん……」「京都国際の西村まだ2年っていうのが末恐ろしいな 来年は多分エースやろ」といった声が続出した。
また、京都国際の小牧憲継監督に対する称賛の声も多い。X上では、「いっや~京都国際監督の采配的中ですごいし、それに応えた西村くんすごい!」「小牧監督の采配があっぱれや」「西村くんを代打から出したのがよかったね 小牧監督は名将だわ」「いやしかし小牧監督の肝据わってはるなあ 西村を代打で送ってバスターはすごい声が出た」といった声が寄せられた。
なお、歴史に残る京都国際と関東第一の決勝戦のハイライトは、8月23日に放送された「熱闘甲子園」で紹介された。