『探偵!ナイトスクープ』18歳でバイク事故に…アラフィフ片腕ボクサーが、汗と涙と奇跡のバトルへ
右腕しか動かない54歳男性が、念願の夢を叶えた。その夢とは、自分と同じ“片腕ボクサー”との真剣勝負だ。奇跡的に出会った同年代ボクサーとのバトル、そして涙を流した彼に、目頭が熱くなる……!
【動画】片腕ボクシング対決“ラスト30秒”に涙腺崩壊。試合後、愛娘から抱きしめられた片腕ボクサーの瞳には……。
54歳男性が右腕しか使えないのは、18歳の頃に遭ったバイクの事故が原因だ。現在、兵庫のボクシングジムに通う彼には、「自分と同じく片腕でボクシングをしている方との真剣勝負」という夢がある。しかし、54歳男性はあらゆる手を使っても、対戦相手を見つけられないでいる。そんな彼の夢を叶えるために、バラエティ『探偵!ナイトスクープ』が動いた!
対戦相手は、意外にもすぐ近くの大阪で見つかった。その人物は52歳の男性だ。54歳男性と同じく、若い頃にバイクの事故に遭い、左腕しか動かせない。ボクシング歴は10年だが、リングから離れてかなり経ち、今は「運動らしい運動もせず」とのこと。しかし、「左ボディえぐ!」「これはブランクあっても相当強いな~!」と、探偵の田村裕(麒麟)が驚くほどのパンチ力の持ち主であることが判明した。
やがて、片腕ボクサーたちは調整を重ねて、ついに真剣勝負の日を迎えた。54歳男性は、元世界チャンピオン直伝の必殺技「クロスカウンター」と「ノールックボディ」を武器にリングへ。試合スタート直後から、計算通りにノールックボディをヒットさせたが、すぐさま52歳男性からの猛攻撃を受けることに……。最終ラウンドでは、ブランクを感じさせない52歳男性の連続パンチで、ダウン寸前の危機に陥った。
それでも、54歳男性は絶対に倒れなかった。観客席で見守る娘の前で、彼は最後の最後まで汗まみれになって拳を振るい続けた。白熱したラスト30秒の対決シーンはもちろん、試合後に「かっこよかった」と娘から抱きしめられて涙を流した54歳男性に、スタジオ一同は瞳を潤ませた。目頭が熱くなった視聴者も、きっと多いだろう。
なお、片腕ボクサーたちの汗と涙の真剣勝負は、『探偵!ナイトスクープ』7月5日放送回で紹介された(動画配信サービスTVerで無料配信中)。ほかにも同放送回では、自作の謎解き問題の答えが思い出せない30歳男性や、トイレが大好きすぎる6歳男子のために、探偵たちが奮闘した。