まだ間に合う!『夏の北海道展』 凄腕バイヤーが一目惚れした食材で作る海鮮弁当
7月2日まで大丸神戸店で開催中の「夏の北海道展」。お値打ちでおいしい北海道グルメを求め、北海道中を渡り歩いたバイヤーの本田大助さん(55)に密着しました。
6月上旬、地元の水産会社の高須幹諭さんとともに朝の羅臼漁港を訪れた本田バイヤー。漁を終えて港に戻ってきた船には海の幸が満載です。本田バイヤーが注目したのは北海道を代表する魚・ホッケ。羅臼のホッケは流氷が運ぶ豊富なプランクトンを食べて育ち、脂の乗りが抜群と評判なのです。
この上質なホッケで何かできないか?「物価高の時代なので、いい物を少しでもお安く出せる企画もやりたい」と本田バイヤーが考えを巡らせるなか、高須さんが目をつけたのはやや小ぶりな“ワケあり”ホッケ。
味は折り紙付きですが、サイズが小さいと加工に手間がかかるため、値段が安くなってしまうそう。そこで、さっそく買い付けを決める本田バイヤー。最初の“ワケあり商品”をゲットしました。
さらに、ここ数年で漁獲量が上向きになり、価格が下がったニシンもゲット。この後、漁港から車で1時間半の高須さんの会社「網走水産」の加工場に向かい、鮮度抜群のニシンを試食。「うまい!もうフワフワ!」と思わず笑顔の本田バイヤー。羅臼のニシンに惚れ込んだようです。
【動画】見た目は悪いが味は一級品!と地元漁師が太鼓判を押す“ワケありイカ”も登場!
密着2日目、本田バイヤーが向かったのは、競走馬を育成する馬産地として有名な日高町。良質な馬のたい肥を使った土作りにこだわる「スリービレッジファーム」のビニールハウスに入ってみると、天井まで届かんばかりに生い茂る植物が。実はこれ、アスパラなんです。
春と夏の間のこの時期は、ハウスいっぱいに春芽を育てて光合成をさせ、土に栄養を送っている最中。そのパワーを受け取って出てくる夏のアスパラは、柔らかくて味わい深いのが特徴。みずみずしく、生でも食べられる旬の味です。
そして、札幌にやって来た本田バイヤーは、海鮮弁当を手がける人気のお店「汐音」へ。一目惚れした羅臼のニシンでお弁当を作り、目玉商品にしたいと考えた本田バイヤーが、料理人の豊福秀虎さんに調理をお願いしたのです。
豊福さんはとっておきのニシンに一仕事。北海道産の日高昆布で“こぶじめ”にし、おいしさを最大限に引き出します。「うまみがしっかり伝わりますね」と本田バイヤーも大満足!この“ニシンのこぶじめ”をメインにした、海鮮弁当の試作品を作ることに!
人気の「北海道展」の裏側は『newsおかえり』(毎週月曜〜金曜午後3:40〜)の特集コーナーで紹介しました。動画をABCテレビニュースの公式チャンネルで公開中!