数年ぶりの快挙、レア中の激レア回! 大阪・中津の「サビサビストリート」の謎に迫ったNDY、奇跡の大逆転
大阪の阪急中津駅の横を走る国道176号には、サビた柱が点在する“サビサビストリート”がある。タレント・河合郁人と、ABCテレビのアナウンサー・古川昌希がその謎に迫ったところ、数年ぶりの快挙となる奇跡が起きた!
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電線や街灯がつけられているわけでもない、ただのサビた柱が約400メートルにわたって20本以上も並んでいるサビサビストリート。以前サビサビストリートに来たことがある古川アナによると、この地には約50年前まで阪神電鉄の路面電車「北大阪線」が走っていたのだとか。
そのため古川アナは、「あの電柱を見た瞬間に、ピーンと路面電車関連だなって思っちゃった」と、謎解きの方向性が合っているかすぐさま確かめることに。確認した相手は、鉄道ライター・伊原薫さんだ。自信満々な古川アナだったが、伊原さんは「いやいやいや! さすがに路面電車の話を(以前)あんなにガッツリしといて、(今回も)路面電車のネタなんかないですよ!」と笑いながら否定した。
しかし、電車自体は謎に関係あるようだ。伊原さんいわく、「実は70年くらい前に、すごく速くて便利な画期的な乗り物ができたんですよ。電車とはまた違った便利さがあったんです」「一時期ね、一世を風靡したと言ってもいいくらい」で、今でも日本で乗車できるモノがサビサビストリートに関わっているのだとか。さらに伊原さんは、天王寺駅の「あべの橋バス停」と、大阪市城東区の銭湯「菊水温泉」にヒントがあると河合と古川アナに教えてくれた。
早速あべの橋バス停こと市バスの車庫に向かった河合と古川アナは、サビサビストリートの「サビサビ電柱」によく似た電柱を発見することに! やがて2人は、「トロリーバス」と呼ばれる、路面電車のように架線から電気を受けて走る乗り物が、サビサビストリートに関係しているのではないかという考えに至った。
河合と古川アナの予想は、2人が続けて向かった菊水温泉でより確かなものへと変わった。入浴の注意書きに、「トロバス白山町停留所」と書かれてあったのだ。これらのことから河合と古川アナは、「あのサビサビ電柱は、トロリーバスに電気を送っていた電柱の名残」と結論付けた。
謎解きでしばらく100点満点中0点続きだった河合と古川アナ。そんな2人に伊原さんが放った言葉は、「100点満点で……100点!」だった!! 念願の100点をゲットできて、河合と古川アナはガッツポーズとハイタッチで大喜びだ。2人が100点を獲得したのは、2024年になってから初めて。伊原さんから100点を獲得したのは、2022年5月以来で実に2年ぶり! これには河合と古川アナだけでなく、スタジオ一同が大いに驚いた。
なお、2人の予想通り、サビサビの柱はトロリーバスの架線柱の名残だった。トロリーバスが大阪に導入されたのは1953年。路面電車より省コストで走るため、1962年にはトロリーバスは9路線に拡大した。かつて大阪は、日本最大級のトロリーバスの街だった。
河合と古川アナの「NDY」コンビが奇跡を起こした情報番組『news おかえり』の人気コーナー「古川×河合のなんでやねん!?」3月5日放送回は、動画配信サービスTVerにて無料配信中だ。なお『news おかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中。