A.B.C-Z五関晃一が2度目の登場! 河合郁人と息ぴったり(?)のじゃれ合いと推理で大活躍した西宮の高級住宅街にポッカリ空いた“穴”の謎とは?
兵庫県西宮・甲陽園といえば高級住宅街として知られる町。その閑静な住宅街にポッカリと大きな穴が空いているという。この謎を解き明かすべくA.B.C-Zの河合郁人と、ABCテレビアナウンサー・古川昌希の代役としてリベンジに燃えるA.B.C-Zの五関晃一が調査に臨んだ。
オープニング早々、「横山さん事件です!古川さんがタイに行っていていません!」と不安そうな表情を見せた河合。その横から「ちょいちょいちょい!一人でやろうとするなよ!!」とタイミングを見計らいながら五関が「なんでやねん!?」10月3日放送回以来2度目となる登場を果たした。
高級住宅街のポッカリ穴……問題の場所は甲陽園駅から坂道を20分ほど上ったところにあった。道路脇の斜面の壁にトンネルのように空いた大きな穴の周辺は植物が生い茂っており、長い間放置されていることが容易に想像できる。河合は「わ〜怖ぇ〜」とビビりながらも穴にカメラを伸ばし、どこまで続いているかを調査。その結果、穴はおよそ10メートルほど奥に続いており、その先は行き止まりになっていることがわかった。
河合は過去の経験から「こういう穴を見るともう防空壕が思い浮かんじゃう」と予想したが、まずは手がかりを探し始める。周辺を散策していると、東山大師堂公園で五関が何かを発見。「あっ!」と声をあげて見つけたものに近づいていく五関に河合も一瞬「なに?」と反応するも、それが落ちていた帽子だとわかると「それ忘れ物だよ!」とすぐさまツッコミを入れる。小ボケをかます五関と、じゃれ合うように突っ込む河合に、スタジオでは爆笑が起こっていた。
気を取り直して住宅街をくまなく調査していると、日ノ出町桜公園でついに説明板を発見。「穴は使われなくなって埋められた」「何ヶ所かあった」「戦争の記憶を風化させることなくとどめるために説明板が設置されている」といったヒントから、2人は防空壕という予想を強める。さらに山王東公園に石碑があるということで見に行くと、そこで“第二次大戦時旧跡 甲陽園地下壕跡地”と記された石碑を発見した。
穴は防空壕の跡だと確信した河合&五関だったが、武庫川女子大学名誉教授の丸山健夫先生に方向性を確認すると「キャハハハッ」とまさかの一蹴。そう、「なんでやねん!?」でそんな安直な問題が出題されるわけがないのだ。
丸山先生から「穴は日本軍が掘らせた」「武庫川団地にある違和感のある古いものが関連」というヒントをもらった2人が10キロ離れた武庫川団地に向かうと、外周調査中にさっそく違和感を感じるほど強固な古びた壁を発見。海に向かってそびえる頑丈そうな塀に、五関は “戦時中、海からの攻撃を防ぐための壁だった”と予想した。
河合は「なんでやねん!?」の過去回で武庫川団地がテーマだったことがあるとして、古川アナにヘルプの電話をかけることに。1度訪れたことがあるのではないかという古川アナによると、武庫川団地は武器を作ったり弾薬を製造するエリアだったという記憶があるという。古川アナの言葉にピンときた河合は「イケたわ100点だ!」と自信を見せつつ、甲陽園に空いた穴は「攻撃を受けないよう山奥に造った武器の秘密工場だった」と予想した。
丸山先生の評価は惜しくも90点。武庫川団地は基地ではなく日本の最終兵器と称される戦闘機「紫電改」を製造するための飛行機工場で、違和感の正体である古びた壁はその唯一の痕跡だった。甲陽園の穴についても同様で、武器ではなく紫電改を造る秘密工場になる予定だったそう。武庫川団地は海に近く狙われやすいため、山側に秘密工場を造ろうとしていたが、完成前に終戦を迎えたため使われることはなかったのだという。
100点とはいかなかったものの、五関が初登場の0点から大躍進! ともに鋭い推理を見せた河合にスタジオではいつもとは違い称賛の拍手が送られていた情報番組『news おかえり』の人気コーナー「古川×河合×五関のなんでやねん!?」12月12日放送回は、動画配信サービスTVerにて無料配信中だ。なお『news おかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中。